イントラセル
ニキビ跡・クレーターの治療 フラクショナルRF 「イントラセル」
従来、ニキビ痕の凹凸やシミ・しわなどの皮膚の老化のような肌表面のトラブルを解決する治療の中で最も効果的なものはCO2レーザーやエルビウムヤグレーザーを用いたリサーフェシング治療(皮膚をレーザーで一度削り取って完全に入れ替える方法)でした。
これらのレーザーは水分に吸収され表皮を蒸散させ皮膚を面でリサーフェシングしますが、欠点は術後表皮がなくなるため、カーゼによる被覆が10日~2週間 必要なことです。また黄色人種である日本人では白人と違って治療後の色素沈着が必発で、これは回復まで約6ヶ月間を要します。
このためこの治療を行うにはかなりの覚悟が必要でした。
この欠点をなくし同様な治療を可能にしたのがフラクショナルレーザーです。
面で照射していたレーザーを点で照射し周囲に正常皮膚を残すことで、ガーゼの被覆が不要で、治療後の炎症後色素沈着の頻度が少なくなります。
しかしフラクショナルレーザーの場合治療したい真皮だけでなく表皮まで作用が及ぶため、不必要なダメージを皮膚に与えてしまいます。
フラクショナルRFは7x7の49本の細い針を皮膚に刺入し先端でのみ高周波を照射することで表皮にはダメージを与えず真皮だけに効率よく熱損傷を生じます。これにより創傷治癒機転働かせコラーゲンの合成を促し、ニキビ跡の陥凹(クレーター)やしわ・たるみ を改善します。(治療の原理は下記模式図をご覧下さい。)
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1.ハンドピースを皮膚に接触。 |
2.自動的にマイクロ針が皮内に刺入。 |
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3.真皮に先端が到達し先端でRFを照射。 |
4.RFにより真皮に熱損傷を生じます。 |
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5.マイクロ針は自動的に抜去。 |
6.この一連の動作は一瞬に行われます。 |
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皮膚表面から約1mmの部分の真皮に均一な熱損傷を生じています。 (緑色の点線で囲まれた部分) それ以外の部分は何も変化を起こしていません。 これがフラクショナルレーザーとの違いで、イントラセルは真皮だけを効率的に治療できます。 |
「イントラセル+モザイクhpまたはピクセル」とブリッジセラピー
ニキビ跡の陥凹(クレーター)に対してブリッジセラピーという治療があります。
これははencore(アンコア)というCO2レーザーを用い、
次の2種類の照射方法で治療を行います。
CO2レーザーを直径0.12mmという非常に小さなスポットで点状に照射することで深く削ります。
ActiveFX(アクティブFX)
CO2レーザーを直径1.3mmのスポットで点状に照射することで浅く削ります。
※症状に応じて、ディープFXとアクティブFXのいずれか、あるいはトータルFXを行い、
ディープFXとアクティブFXを同時に行う施術を、TotalFX(トータルFX)と呼びます。
その理由は水に吸収されるレーザーの中でも最も強力なCO2レーザーを用いていることです。
このため照射されたレーザーにより皮膚が削られ、周辺部から傷の修復が図られます。
また深部では火傷をした真皮でコラーゲンの合成が促され陥凹をしたから持ち上げます。
この原理は他のフラクショナルレーザーと同じですが、
CO2レーザーの場合は皮膚が強力に収縮することも効果に大きな影響を与えています。
しかし真皮のような深い部分を治療しようとするには、出力をあげる必要があります。
CO2レーザーもやはりレーザーですので、出力をあげると照射されるスポットは同じでもレーザーの熱エネルギーは周辺にも大きく影響します。
下図のようにレーザーを照射する
青色の蒸散、壊死・凝固 (>85℃)
緑色のたんぱく変性 (> 60℃)
灰色の光による生物的変化 (< 40℃) を生じます。
また逆三角形で皮膚に入るため、表皮および真皮上層が最も効果が高くなります。

使用されるレーザーですので表皮から真皮まで強力に治療できます。
しかしフラクショナルレーザーとして使用した場合には欠点もあります。
より深い部分まで治療しようとすると強い出力が必要となり
そうなると同じサイズの点であてているつもりでも出力をあげることで
下図のように皮膚表面ではスポットサイズ以上に熱影響を受け
レーザーリサーフェシングのように面の治療に近い治療となり
ダウンタイムや副作用の発現が高くなります。
これでは点であてるフラクショナルレーザーのメリットが少なくなります。

熱作用はありませんので、出力をあげても表皮へのダメージはありません。
真皮上層、真皮下層を治療可能です。
これにより真皮は収縮し引き締まり、徐々に厚くなり
たるみを改善し、シワや陥凹をしたから持ち上げます。
このためブリッジセラピーよりもはるかにダウンタイムが短く、
ブリッジセラーピーに匹敵する効果をあげることができます。
変えることで治療する深さを調節可能
しかしイントラセルにも欠点はあります。
表皮は針が刺さるだけですので、ブリッジセラピーに比べ表面への効果がやや弱いことです。
この場合単独で効果のでにくい部分には表皮からのアプローチの必要と思います。
既に韓国ではイントラセルのあとにモザイクなどのフラクショナルレーザーを
併用して効果を出しています。
イントラセルとモザイクhpあるいはピクセル2940レーザーを併用し
イントラセルにおいては真皮に対する治療の深さを変え、
表皮に対してはピクセル(浅い)やモザイク(深い)を用いて、
表面からの深さを変えて治療すれば
ニキビ跡の陥凹(クレーター)に対して
ブリッジセラピーよりもさらに高い効果のある治療となります。
イントラセルのニキビ跡の治療結果

治療前 治療直後 治療1週間後
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治療前 |
1回 治療1ヶ月後 |
2回治療1ヶ月後 |
イントラセルのシワの治療結果

イントラセルの毛穴の治療結果

イントラセルのたるみの治療結果


フェイスラインが引き締まり小顔になっているのが分かります。シワ・たるみ・毛穴の治療ではニキビ跡の治療ほどダウンタイムは気になりません。
通常のフラクショナルレーザーと同じ4日程度と考えて良いと思います。
また、当院のピクセルレーザーよりもはるかに軽度です。


















